「Area61 MSワードスリム  Ver. 1.7.1」 操作説明

MS-Word形式のままファイルサイズを劇的に小さくする

「Area61 MSワードスリム」は、ワード文書内に貼りつけられている重い画像データをより軽い画像データに自動的に変換することによってファイルサイズを小さくするツールです。 DOC形式のままスリム化するため、ファイルサイズを小さくしても装飾、上下順序関係、グループ階層化構造などは元のまま保持されます。Excelや Photoshop等の外部アプリケーションオブジェクトを画像データに変換する機能を新たに搭載しました。Word 2000 / XP (2002) / 2003に対応しています（PowerPoint 2007については2003モード互換時のみ正常動作します）。動作にはWordとExcelが正しくインストールされている必要があります。

ダウンロード

pptslim  

 

 

操作盤 操作説明
input

「入力ファイル名」

入力パワーポイントファイル名（.doc）を指定します。入力ファイル名の指定は、ドラッグアンドドロップまたはファイルダイアログによって行えます。複数ファイルの指定が可能です（改行区切り）。

変換後の文書は元文書と同じフォルダに、「-slimmed-元文書ファイルサイズ」を付けて保存されます。例えば、ファイル名がc:\foo.doc  でファイルサイズが12345kの元文書の場合、出力ファイル名はc:\foo-slimmed-12345k.docとなります。
条件設定欄

「条件設定欄」

rule

上記UIで、変換する画像データの条件、画像圧縮率、生成画像形式を指定します。

  1. 指定したファイルサイズ以上の画像データが変換対象画像となります。デジカメ写真のファイルサイズは通常100KB以上です。
  2. 画像圧縮率は、生成する画像のサイズによって指定します。１倍画質は、表示ピクセル数と等しいピクセルの画像ファイルを生成することを意味します。n倍画質では、画像ファイルの縦横ピクセル数がそれぞれ表示ピクセル数のn倍となります。
  3. 生成画像形式は、JPEG、PNG、GIF、メタピクチャから選択できます。2値スキャン画像を表示する場合はPNGまたはメタピクチャが適しています。

condsize

上記UIで、生成した画像データを文書に書き戻す条件を設定します。ファイルサイズが所望の大きさ以下に圧縮できた画像のみ、元文書に貼り付けます。

condungroup

上記UIで、グループ化されているオブジェクトを分解する条件を設定します。ソフトウェアは、グループ化されているオブジェクトを分解して変換すべき画像データを探します。この際、指定された表示サイズより小さいオブジェクトを分解しないことで、処理速度を向上させます。

object

上記UIで、ExcelやPhotoshopなどの外部アプリケーションで作成されたオブジェクトを画像に自動変換するかどうかを設定します。通常、アプリケーションオブジェクトを画像に変換するとファイルサイズは小さくなります。画像形式ボタンで、アプリケーション毎に画像変換形式（変換しない、メタピクチャに変換する、JPEGに変換する等）を指定可能です。

resetボタンで、全て初期値にもどります。

control

「処理開始」「処理停止」ボタン

処理開始ボタン：入力ファイルを順次処理します。

処理停止ボタン：処理を中断し、それ以降の入力ファイルについて処理を実行しません。

 

 

log

「処理ログ」表示欄

 

変換処理のログを表示します。どのページの画像がどれだけファイル圧縮されたか表示されます。

■終了■の行に、文書ファイルの圧縮効果が表示されます。

●使用上の注意

  1. 本ソフトをインストールする前に、Microsoft Word（2000、XP (2002)、2003） および、Microsoft Excel ( 2000、XP (2002)、2003）が正しくインストール されている必要があります。
  2. 2値スキャン画像をJPEGに変換すると画像が変色したり黒一色になる 場合があります。
  3. 画像データに複雑な装飾が付けられている場合、装飾を完全には復元できないことがあります。
  4. 本ソフトの動作中に他のソフトウェアを利用しないでください。システムクリップボードを利用する ため、他のソフトウェアを利用すると誤動作する恐れがあります。